「謎の女がお金の使い方で家族を救うホームドラマ！」
出演：加藤柚凪(中村知恵役)／橋本愛(根津寅子役)／長見玲亜／
チーフプロデューサー：田中宏史／石尾純／
プロデューサー：大平太／田上リサ／
演出：伊藤彰記／岩本仁志／
脚本：遊川和彦
音楽：平井真美子
主題歌：「茜」森山直太朗
https://www.ntv.co.jp/torako/
加藤柚凪ちゃんのログ
(面接室)
「中村知恵、6歳です！」
「おもちゃを作る会社です！」
「えっと新聞社です！」
「あっえっと、わかんない」
(リビング)
「えっ？わかんない」
(リビング)
「・・・」
(部屋)
「えっ？」
「あっえっとー、あっそうだ！なんで知恵はお受験しなきゃいけないの？」
「ん～、ママがそういうから。でもね、パパはそんなことしなくていいって言うの。どうして？」
「えっ？よくわかんなーい。先生、幸せって何？」
「あっうん」
「えっとー、思い出せない」
「えっどうやって？」
(ダイニング)
「口出ししない約束です」
「ママに何か聞かれたら、そう言えって、トラコ先生が」
(部屋)
「うん」
(廊下)
「うん！」
(おもちゃ屋)
「う～わ～！」
「うん！そう！」
「かわいい！」
(部屋)
「先生」
「知恵、どうして怒られたのかな？幸せになれると思ったのに」
「じゃあ、今度は、2人を喜ばせたいから、もう1回、1万円くれる？」
「えっなんで？」
「え～、じゃあどうしたらいいの？知恵」
「ほんと？」
(銀行前)
「先生、知恵には1万円貸してくれないって」
「えー、じゃあどうしたらいいの？」
(消費者金融店)
「どうして？」
「利子ってなに？」
「うん！」
(路地)
「はーい！」
「2人に聞いてみたの何がほしいか。そしたらね」
「でもー、これで足りるかな？」
「え～どうしよう先生」
(競馬場)
「ほんと？どうやって？」
「知恵、3番がいい」
「だって、うちの家族3人だから。3人の3！」
(リビング)
「え～？」
「ねえ、これ知恵たちみたいじゃない？これがパパで、これがママで、真ん中が知恵。みーんな一緒に伸びて、一緒に縮むんだよ。ねえ、ママもやってみて！」
(部屋)
「ん～えっと、えっと…」
(部屋)
「トラコ、先生、いますか？」
(部屋)
「えー!?」
(公園)
「先生、あのね、知恵のせいでパパとママがケンカしちゃったの！このまま2人がさよならしたらどうしよう」
「先生、まだ1万円使って幸せになれるかな知恵」
「じゃあ教えて！何買ったらいいの？」
「えー無理だよ。昨日からずっと考えてるけど全然わかんないもん！」(；_；)
「先生、行きたいところがあるの」
(遊園地)
「前にね、パパとママと来たことがあってね、そのとき3人ですっごく笑ったの思い出したの」
「でも、なんでだか思い出せなくて。ここに来ればわかるかなって」
「えーどうしよう」
(遊園地)
「うん、ここじゃない」
「これでもない」
「あっ…」
「あっ、うん！先生、1万円貸して？」
「えっなんで？」
「え～じゃあどうしたらいいの？」
(公園)
「ママお願い！知恵見つけたの！1万円で幸せになる方法。だから、身代金ちょうだい！」
「ママとパパに見てほしいの。知恵が考えた幸せ。ねえ、お願い！」
(リビング)
「待ってて、今作るから」
(リビング)
「ママ、パパ、覚えてる？前に遊園地に行ったとき、3人でやったの」
「あのとき、パパもママも『おいしいね、楽しいね』って笑ってたよね。知恵ね、トラコ先生に『1万円で幸せになる方法考えよう』って言われてね。最初はほしかったおもちゃ買ったけど、パパとママに怒られて。だから、今度はお馬さんでお金増やして喜んでもらおうとしたんだけど、それもダメで。もうどうしたらいいかわかんないって泣いてたら、トラコ先生に怒られたの。『自分で考えなさい』って」
「そしたら、そしたら、公園で、うちの家族みたいな3人が笑ってるの見てわかったの！幸せになるには知恵だけでもダメだし、パパとママだけでもダメだし、パパとママと知恵がみーんな、うれしくないとダメなんだって。そしたらね、遊園地で3人で流しそうめんしたの思い出したの。だからね、だから…。また、3人でやりませんか？」
「ダメ？」
「取れたー！」
「おいしいね！」
「ねえ先生。これが正しいお金の使い方かな？」
出演者のプロフィール
名前：加藤柚凪(かとうゆずな)
生年月日：2015年6月13日
サイズ：T109cm
所属：テアトルアカデミー
