出演：谷村美月(水野愛美役)／上野美佐(門脇ちか役)／小西真奈美(飯田小夜子役)／
プロデューサー：青木泰憲／小椋久雄／
アシスタントプロデューサー：後藤勝利／渡邉美郁／
監督：河毛俊作／若松節朗／小林義則／
脚本：井上由美子
撮影：加藤文也
照明：佐々木宏文
音楽：佐藤直紀
主題歌：「The Good Life」Tony Bennett
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ログ
(路地)
黒のダウンベストに紺色のフードパーカー、デニムのミニスカート。黒のニーソックス。
スケートボードですいすい。
(駐車場)
「ジジイ」
「・・・」
(ラブホテル・廊下)
「誰あんた」
逃走。
(夜・車内)
「あー、空いてたから借りた」
(夜・駐車場)
「そんな顔しなくても取らねえよこんなボロ車、頭冷やせよオッサン」
「先生、どっか行かない？」
「私ね、この間までここ入院してたの、先生がよく食堂でラーメン食べてるとこ見たよ」
「今日なんか嫌なことあったんじゃない？人生最悪って顔してる、かわいそう、私と楽しいことしない？」
(夜・車内)
「どうしたの？早くしようよ」
「いいんだよ、お金くれれば」
「微妙なシチュエーションだけど、今日はホテルとか行きたくないんだよねー、そっちだって安上がりでいいでしょ」
「いいって気取らなくて、病院ってストレスたまるんでしょ？」
「あっそ、だったら早くお金ちょうだい」
(夜・路地)
「医者なんだから持ってるでしょ」
「あ、勤務医はイマイチか、だったら3本でいいよ」
「オラッ！出さなきゃマスコミに、高等大学病院の鈴木に襲われたって言うぞ、お前なんか簡単にクビだー！」
「説教はやめな、私反省しないよ、もうすぐ死ぬんだから」
「言ったでしょ、お前の病院に入院してたって、病気なんだよ私」
「ガーンッ」
「ウソじゃないよ、赤ん坊のときに、肝臓のなんとかって小児がんになってさ、今度で3回目の再発、ふふふ、さすがにアウトでしょ、普通」
「3回もがんになってガーンなんちって、ははは、でもさ、絶望してもつまんないから退院したの、死ぬまで好きなことしてやろうって、で、好きなことやるには金がいるってわけ」
「シケてんねー、カードも貰っとくわ」
「じゃあねー」
「危ねえな」
(研究室)
「へぇー、ここにあるんだそのスゴイ抗がん剤」
「わかるよ治験くらい、何年も病人やってんだからさ」
「ようするにこういうことでしょ、私に実験台にならないかって」
「別にいいけど、だって治るんでしょ、治んない実験台でもなーんでもいいよ」
「なるほど、秘密にしなきゃいけないってこと？」
「よくわかんないけど、それって犯罪なんじゃないの？」
「初対面の私にそこまで言っちゃっていいの？」
「それにあんたも有名になれる、どうなの？あんたの本音が聞きたいのよ」
「いいよ」
「もし、きれい事言いやがったらやめようと思ったけど、欲にかられてるならオッケーだよ、そのほうが信頼できる、命を預ける相手としてね」
「で、いつからやるの？」
「いないよそんなもん、捨てられたの、私が入院してる間に、お母さん男と家出したの、以後行方不明」
「お金ならナニしても稼げるしねー」
「それにー、グズグズしてたら私死んじゃうよー、もう肺に来てんだからさ」
(病室)
「へぇー、きれいじゃん」
「おー、いいねー」
「さあ、いつでもいいよ私は、早く治して」
「今さらビビってんの？」
「何きれい事言ってんのよ、親なんかラッキーだと思ってるくせに」
「これは犯罪なんだよ、先生と私は共犯者なんだ」
(CT室)
「バイバイ、バイバイ」
(病室)
「甘い？苦い？」
「今度は香りをつけた方がいいかも」
「じゃあ」
吸入器を口元に当てる。
(病室)
「ハァハァ…、ゴホゴホッ」
(病室)
ぐったり。
(病室)
すやすや。
谷村美月のプロフィール
水野愛美役。
名前：谷村美月(たにむらみつき)
生年月日：1990年6月18日
サイズ：T158/B76/W56/H78/S24.0/
血液型：O型
星座：ふたご座
出身地：大阪府
家族：父／母／弟／
特技：水泳／サッカー／縄跳び／肩もみ／
趣味：ダンスの練習
所属：ホリエージェンシー
http://www.horiagency.co.jp/web_data/talentfiles/tanimura_1.html
