出演:大谷玲凪(本間日向子役)/宇野なおみ(野々下加津役)/清水由紀(大井貴子役)/ほか
プロデューサー:石井ふく子
演出:清弘誠/荒井光明/山崎統司/
脚本:橋田寿賀子
音楽:羽田健太郎
http://www.tbs.co.jp/oni/
大谷玲凪ちゃんのログ
(部屋)
「やっぱりー、成績のことだったんだ」
「イヤだ」
「わかった」
「お母さんが見たら日向は何バカなことしてるんだってキレると思うけど、日向は悪いことしてるわけじゃないから」
「お母さんだって、日向と話してるなんて余裕なかったもんね。なんかひとりぼっちで、そんな気持ち誰にも聞いてもらえないから、私のブログに書いてみたの。そしたらたくさん返事もらって。お互いに顔も知らない人、男の子か女の子かもわからないけど、真剣に日向の気持ち考えて、一緒に悩んだりアドバイスしてくれたり。学校の友達より遥に素敵な人たちと知り合えたの。今ではー、ネットの友達って100人くらいいるかな」
「それは、ずい分くだらない話だってしてる。けど、ネットの友達とはほんとの気持ちで付き合えるから、楽しいし、温かいし、勇気だってもらえた。ひとりぼっちでもなくなったしね」
「ネットの友達とはリア友になろうって言われても、相手がどんな人かわからないから絶対断わってる。出会い系みたいなのも、あるかもしれないもんね」
「ケータイだけは返して」
(部屋)
「おじいちゃん日向です。入ってもいいですか?」
「日向ー、お願いがあります」
「ずっとーずっと前から考えてたんだけど、日向ー、今の学校好きじゃないし、なんのために学校行かなきゃならないのかも、わからないのよね」
「今から調理場で働きたいの」
(おかくら)
制服。紺色のハイソックス。ツーテール。
「おはようございます」
「お母さんは?マンション?」
「日向のことお父さんに言いつけてるんだ」
「壮ちゃん頼りにしてるんだからね、いろんなこと教えてよね」
「おじいちゃんありがとう」
「ねえ、お父さんなんて言ってた?」
(橋)
「お待たせ」
「ごめんなさい。いろいろあって、ケータイもパソコンも取り上げられちゃって」
「トモくんがついててくれたから」
「いいなー歩きたい。いい気持ちだろうなー、思いっきり歩きたい」
「今日はゆっくりできないの。でもー会えてよかった。勇気もらえた」
(おかくら)
「壮ちゃんの言うとおりだよ。私お料理作る仕事したいんだもん。この調理場でお料理できるようになりたいの。おじいちゃんの孫だもんね。仕方ないんだ」
「おじいちゃん」
「当たり前でしょ、やらせてもらえるだけでありがたいんだもん」
大谷玲凪ちゃんのプロフィール
本間日向子役。
名前:大谷玲凪(おおたにれな)
生年月日:1996年4月20日
血液型:A型
出身地:埼玉県
家族:父/母/妹/
特技:バレエ
趣味:読書