「穏やかな死体」
出演:荒井萌(常磐木アズサ役)
ゼネラルプロデューサー:松本基弘
プロデューサー:島川博篤/金丸哲也/丸山真哉/
演出:杉村六郎/吉田哲一郎/新村良二/田村孝蔵/ほか
脚本:深沢正樹/ハセベバクシンオー/太田愛/真部千晶/岡崎由紀子/瀧川晃代/徳永富彦/ほか
瀧川晃代/徳永富彦/ほか
音楽:吉川清之
主題歌:「kEEP oN.」V6
http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari/
荒井萌のログ
(リビング)
「父も母も、居間は演奏旅行でヨーロッパを周ってます」
「ありません」
「答えなければならない理由はなんですか?」
「制服で学校を調べたんですね」
「学校がわかれば、生徒の名前と住所はすぐわかりますよね」
「散歩してました」
「気がついたら、思ってたより時間がたっていたので急いだんです。質問がなそれだけなら、もう帰ってもらえますか?」
あっかんべー。
(公園)
「・・・」
(回想・部屋)
「アズミ?」
「アズミが、飛んだ」(;_;)
(屋上)
「最初はそうしようと思ったんですけど、それじゃあダメなんです。眠るように死んだんじゃ、罰にはならない。私は人殺しだから」
「私、スリーパーを渡して、あの人の話を聞いたんです」
「辛かったことやいろんなこと、そのあと…」
(回想・公園)
「いいえ、全然そんなことないです」
「渡したものって、なんのことですか?」
「戸籍?」
「約束って、どういうことです?」
「私ほんとに、戸籍のことなんてなんにも」
(屋上)
「あの人、死んでしまった」
「1人で死ぬのは寂しすぎる」
「違う。私が本当にそう思ったから」
「私、アズミの気持ちをわかろうとしなかった。アズミに強くなってもらいたくて、あの子の苦しみを、理解してあげられなかった。本当はがんばれなんて言っちゃいけなかったんです。アズミは、辛いとも苦しいとも言えなくなって…」
「青柳さんでしたっけ?あの日アズミはお昼ごろにここに来たんです。それから日が傾いて、夕焼けになってすっかり暗くなるまで、あの子はひとりぼっちで、何時間もここで空を見てた」
「私、あの子を寂しい気持ちのまま、ひとりぼっちで逝かせてしまったんです。私がいたのに…、私がいたのに…、あの子を1人で逝かせてしまった」
「アズミ、私も飛んで、側に行くね」
(回想・公園)
「・・・」
(屋上)
「ほかに、何もしてあげられないから」
「嘘」
(;_;)
荒井萌のプロフィール
常磐木アズサ役。
名前:荒井萌(あらいもえ)
http://wiki.livedoor.jp/girlness/d/%b9%d3%b0%e6%cb%a8