「ショパン“24の前奏曲”〜殺しのプレリュード〜」
出演：黒川芽以(響カノン役)
チーフプロデューサー：小田橋昭仁／菊池正浩／
プロデューサー：山田治宗／山本玲実／
演出：石澤義典／ほか
構成：呉石純夫／ほか
撮影：三好保彦／ほか
照明：高坂俊秀
美術：きくちまさと
音響効果：玉井実
http://www.nhk.or.jp/amadeus/
黒川芽以のログ
(探偵事務所)
「誰です？そのしつこい依頼人は？」
「ディープ内藤…」
「態度デカッ」
「って、これ、所長が解決した事件じゃないですか」
「あなた、所長のなんなんですか」
「私も大好き、子犬のワルツとか」
「かわいい〜」
「で、あの、どの曲がテーマなんですか」
「確かにミステリアス」
「なぜ？」
(探偵事務所)
「なんかロマンチックー、ベストセラー狙えるかも」
「なんか、素敵なことが始まるような」
「あ、終わった、短っ」
「1番と全然違う、なんか、恐ろしいことが起きそうな予感」
「ってかショパンっぽくない」
(探偵事務所)
「寂しい、誰かがどこかで泣いてるような」
「じゃあ、事件は起こり、誰かが死んだ？」
(探偵事務所)
「なんか詩人っていうより、心理学者みたい」
「心理サスペンスって感じ」
「15番？」
(探偵事務所)
「優しくて、柔らかい雨」
「でもこんな穏やかな雨の日に、どんな事件が起こるの？」
「なんだか、急に暗くなった」
(探偵事務所)
「じゃあ子犬のワルツも？」
「別れの曲も？」
「じゃあなんでこの曲は、『雨だれ』なの？」
「雨だれが心に落ちる涙？わかんねー」
(探偵事務所)
「あ、ラのフラットがやんだ」
「でも、さっきと微妙に表情が違うような」
(探偵事務所)
「それがショパンなんですねー」川o*´∀`)o
「え、え、え、え？最大の謎って？」
「え？なんでそれが謎なの？」
「プロローグだけの小説って、確かに変かも」
(探偵事務所)
「なるほどー、つまり、24のプレリュードは、ショパンの音の俳句集ってことですか」
「はい所長！私一句で着ました」
「静けさや心に染み入る前奏曲」
(探偵事務所)
「大河ドラマの始まりみたい」
(探偵事務所)
「爆弾が、落ちた？」
「え？なんですか？」
「えーここまで相談乗ったのにー？」
(探偵事務所)
「あ、所長、届きましたよ、ディープさんの新作」
「え？ショパン愛の俳句集？」
