「山形-東京…老母が待ち続けた神様と芋煮」
出演:近野莉菜(北村梨花役)
プロデューサー:橋本孝/遠藤正人/
原作:「神南署安積班」今野敏
演出:酒井聖博/村田忍/竹村謙太郎/竹園元/
脚本:いとう斗士八/大川俊道/安井国穂/岡芳郎/
音楽:遠藤浩二
http://www.tbs.co.jp/hancho/
近野莉菜のログ
(オープンカフェ)
デニムのシャツに白と黒のボーダー柄カットソー、デニムのホットパンツ。
「なおきさん?」
「うさぎです」
「最初に言っておきますけど、私援交はNGです。ほんとに、ご飯か泊まるところを恵んでくれる神さまを探しているんです。おじさんがもし、それでもいいなら、よろしく」
「痛い!何すんだよ!」
「放せよおばさん」
「何?私が何したっつんだよ」
「警察とかウザイんだよ」
「本当の?」
「わかったよ」
(警察署)
「1か月くらい前かな、コンビニで、マジお金なくってー、ひもじくってさ、つい」
「清さんに止められたんだ」
「清さん手温かかった」
「その夜泊めてもらって、それが始まり」
(警察署)
「清さんは殺されたんだよ、あのジジイに」
(車内)
「おら家の、けんちゃんは、誰泣かせたやーあや♪」
「山形の子守唄なんだって。寝るときに清さんが歌ってくれたんだ」
(喫茶店)
紺色のブレザー制服。
「こいつよ、私が清さんとこで見たの」
「死んだんだ」
「何者?」
(喫茶店)
「つきとめてほしかったの、ほんとのことを、悪いと思ったけど、いろいろ騙して」
「ウソだと思うんだけどなー」
「殺したのは清さんじゃない、証拠とかないけど、そんな気がするの。清さん、人を殺したりするような人じゃないもん」
「誰かをかばったんじゃないのかな」
(オープンカフェ)
「そっかー、清さん、子どもかばったんだ」
「清さん、ありがとう」