出演：小林里乃(柳沢ひかり・少女期役)
プロデューサー：西本淳一／中頭千廣／神戸將光／齋藤褚照／
演出：西本淳一／藤木靖之／吉田使憲／
脚本：いずみ玲
音楽：辻陽
主題歌：「炎の花」ハルカ ハミングバード
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小林里乃ちゃんのログ
(病室)
「お兄ちゃんの側にいたほうがいいもん」
「私、窮屈だなんてちっとも」
「おばちゃまのことが好き。大好き。どうしてこんなにって、自分で不思議に思うくらい。でももう、会えないかもしれない」
「あれっきり、メールしても返事がないし。電話も、一度も出てくれない」
「お兄ちゃん言ってたよね。まだ何か、秘密があるんじゃないかって。知ってるなら教えて。私をドナーにするために、パパとママがどんなことをしたのか。そのことにおばちゃまが、どんなふうに関わったのか。ねえ、教えてお兄ちゃん」
「ママに？ママになんて？」
「弘明おじちゃんに教えてもらった。ママは赤ちゃんができにくい体だから、お兄ちゃんのときもひかりのときも、おじちゃんが手伝ったって」
「おばちゃまの、お腹を。なんて言ったの？ママ。そうだって認めたの？」
「代理出産？」
「おばちゃまが、私の？」
「ずっと騙してたの？みんなで。弘明おじちゃんも峻くんも、みんなみんな知っていて、黙ってたの？」
「お兄ちゃん？」
「お兄ちゃん！誰か来て！助けて！お兄ちゃん！」
