「10歳、法廷に立つ」
出演:清水香帆(浅尾希望役)/井本彩花(門倉真由子役)/永瀬莉子(阪巻梨花役)/倉島颯良(徳納朝子役)/西本まりん(西川夏美役)/hibiki(高野みどり役)/新川優愛(宮部雪乃役)/
清水香帆ちゃんのログ
(事務室)
「本人尋問?」
「うん」
「はい」
(庭)
「ミートコロッケ。ひき肉がいっぱい入ってるのがいい」
(キッチン)
「私が作る」
「何ぼけっと見てんのよ手伝って!」
「みんなで同じことどうすんのよ!みんなで手分けする」
「夏美は…なんもない」
「さくらさんの話し相手お願い」
「よしやるよー!」
(ダイニング)
「みんなで作ったからだよ」
(リビング)
「どう?」
「まだ痛いの?」
「そうなんだ」
「忘れた」
「違うよ」
「別に。なんもないよ」
(回想・リビング)
「ママ、元気出して」
「おいしい?」
(リビング)
「みんな、今日まで仲良くしてくれてありがとう。あのね、ひとつだけ、最後にお願いしたいことがあるんだけど」
(裁判所)
「ママは?」
「嘘!」
「ママを、助けたかったからです」
「ママは、あの人にいつも秒力を振るわれていました。お酒を飲んでママのことを殴ったりけったりしていました。私がやめてと言うと、今度は私のことを殴ってきました。学校の先生や警察にそのことを言っても、信じてもらえませんでした」
「ママが、そんなことはなかったと否定するからです。いつも、私が嘘をついたことになってしまいました。嘘をついたのは私じゃない。ママです。今日だって全部嘘。なんでそうやって嘘つくの?どしてほんとのこと言ってくれないの?私はママを助けたかったのに!」
「なんで?なんで嘘つくの?嘘つき。ママの嘘つき!嘘つき…。嘘つき!バカヤロー!」
「えーん」(;_;)
(リビング)
「ただいま」
(ダイニング)
「いただきます」
(庭)
「みなさん、お世話になりました」