「未来への手紙」
出演:音華花/相川妃海/石川久絵/池山明日香/コリ伽路/原田楠実子/匂坂碧/堤内麻友/森秋乃/間瀬清香/森千花子/古川桃香/小木曽陽子/
プロデューサー:田熊邦光
演出:青山貴洋
脚本:大野敏哉
音楽:河野丈洋
主題歌:「みんな空の下」絢香
音華花ちゃんのログ
(夢・部屋)
「なに?」
「え、だれ?」
「誰って私だよ、1年後の私」
「1年後?てことはもうデビューしてる?」
(部屋)
「夢か」
(屋上)
「ちょ、危ない!」
「空、見てただけ?」
「UFO?」
(天文部)
音華花:「え、見ないし」
「何って、テレビ見たり、メールとか」
「ふーん、なるほどね」
「夢?」
「別に…」
「意味ないじゃん」
「ほんとロマンチックだよね、男子って」
「別に褒めてないよ」
(夜・テラス)
「ほんとだ、冬の大三角形」
(天文部)
「いいよそんなの」
「ムカツク、ちょっと聞きたいことあっただけ」
「夢って、何?あるって言ってたよね」
「へぇー」
「なんで天文学者?」
「一緒?」
「友達、か」
「いいよ私は」
「笑うからいい」
「私の夢は、歌手になること」
「別に」
「さあ、なんとなく?目立ちたがりだからかな」
「は?何それ」
「毎年、誕生日にね、1年後の自分に手紙書いてるの」
「私、未来が怖い、子どものころは、すごく楽しみだったけど、今は苦しいだけ、だからもう書きたくない」
「冷たい、せっかく」
「友達だと思ったから、話したのに」
「じゃ、私そろそろ」
「言わないでね、手紙のこと」
「どういう意味?」
(部屋)
「もうやーめた」
「理由?理由なんて」
「あるじゃん」
「なに?」
(夜・公園)
「何その態度」
「ほっといてよ」
「別にあんたなんか友達じゃないし」
「さっき、向き合った」
「見つけた、歌手になろうと思った理由」
「やだあんな暗いの」
「メチャメチャ遠いし」
「ありがとう」
「あ、私からも1つ」
(ナレーション)
「背景、高1の私へ。歌手になる夢、まだもってますか?私の星は、まだそこにありますか?」