「親思う心にまさる親心」
出演：優希美青(亀山エマ・少女期役)／シャーロット・ケイト・フォックス(亀山エリー役)／
制作統括：櫻井賢
プロデューサー：山本晃久
演出：野田雄介／梶原登城／佐々木善春／ほか
脚本：羽原大介
音楽：富貴晴美
主題歌：「麦の唄」中島みゆき
http://www.nhk.or.jp/massan/
優希美青ちゃんのログ
(倉庫)
「ごめんなさい」
「どこに？」
「関係ない」
「私は一馬さんと一緒にいたい。一馬さんは違うの？」
「何？忙しいの。話があるなら早く言って」
「どうして？お父さんは工場の仕事手伝ってもいいって」
「いつ恋をするかなんて、親が決めることじゃない！」
「なんでそんなこと言われなきゃいけないの？」
「一馬さん…」
(倉庫)
「どうして？」
「嘘。お母さんに言われたからでしょ？なんであんなこと本気にするの？」
「私はお母さんが思ってるほど子どもじゃない。一馬さんだってそう言ってくれたじゃない。じゃあ、ひとつだけ教えて。私は一馬さんの気持ちをまだはっきりとは聞いてない。一馬さんは私のことどう思ってるの？今でも妹のような存在だと思ってる？」
「私は違う！私は一人の男性として一馬さんを見てる。思ってる。私は一馬さんが好きなの！一馬さんは？答えてくれないの？私が傷つくから？なんで何も言ってくれないの？」
「意気地なし！」
(部屋)
「読んだの？なんで？」
「いい加減にして！私はお母さんの操り人形じゃない！自分のことは自分で決めるし、自分のしたことにはきちんと責任を持つ。もっと私を信頼してよ！」
「嫌よ。お母さんの話なんて聞きたくない」
「私が子どもだと思ってるからでしょ」
「そんあこと、もちろんわかってるわ」
「どういう意味？」
