出演:太田結乃(首藤マヤ・幼少期役)/伊東蒼(マヤ役)/石川恋(ほなみ役)/ほか
制作統括:倉崎憲
プロデューサー:伴瀬萌/大久保篤/
演出:柳川強/安藤大佑/
原作:「やさしい猫」中島京子
脚本:矢島弘一
音楽:林正樹
太田結乃ちゃんのログ
(ダイニング)
「よいしょ」
「お母さん私先行くね」
「あ、出るときちゃんと電気消してね」
「カギも閉めてね」
「お母さん」
「髪の毛跳ねてるよ」
「ウソだよ、ふふ、じゃあねー」
「行ってきます」
(路地)
「おはようございます」
「ありがとうございます。行ってきます!」
(教室)
「また難しい本。すごいなー」
「え~、でもさ、難しい本を読もうとは普通は思わないから、読もうと思うことがすごいんだよ」
「そうかな…?」
(ダイニング)
「クマさん?」
「ああ思い出した」
「あっあった」
「えっ、だってクマさんクマさん言うから」
「だって私スリランカ人見たことないもん」
(グラウンド)
「何それ」
「外国の人って言ってた」
「スリランカ」
(リビング)
「何?」
「私閉めたよ」
「でも閉めたもん」
「はぁ…」
「扉が壊れてるんだよ。もういい加減新しいの買おうよ」
「え~絶対無理」
「何それ。私そんなに強く閉めてないよ」
「待って」
「買いもの、私も行く」
「いいでしょ?」
(商店街)
「・・・」
「こんにちは」
(リビング)
「うん。おいしい」
「へぇ~スリランカはこういう形してるの?」
「なんか涙みたい」
「涙だよ」
「へぇ~そうなんだ。子どもはどういうお話を聞いてるの?」
「『やさいい猫』?どんな話?」
「え~」
「まだ『やさしい猫』のお話聞きたい」
「お母さん、クマさんまた来る?」
「クマさん、絶対だよ」
(広場)
「クマさん!」
「お友達のナオキくん」
「ナオキくんも緊張したりするんだ」
「私も」
「ナオキくんはなんでも知ってるんだよ」
「いただきまーす」
「う~んおいしい」
「クマさん、クマさん!」
(リビング)
「『やさしい猫』のお話。この前クマさんが来たときに教えてくれたスリランカのお話」
「ねえお母さん。熊さんまたおうちに遊びに来る?」
「うん。だって最後まで聞けなかったもん」
「早くお話の続き、聞きたいな~」
(玄関)
「どうしたの?」
「病院!?」
(病院・廊下)
「首藤ミユキです。お母さんです」
「クマさん一緒に行けないの?」
(病室)
「お母さん?」
「大丈夫なの?」
「えっ、じゃあ、このままずっと入院?」
「クマさんが一緒に来てくれた」
「向こうで待ってる。家族しか入っちゃダメって言われて」
「心配したよ」
(路地)
「お母さんがいなくなったらどうしよう」
「クマさんのお父さんとお母さんはどこにいるの?スリランカ?」
(リビング)
「お母さん…?」
「そっか」
「おはよう」
「ふふ、お母さんみたい」
(ダイニング)
「いい匂い」
「う~ん、甘くておいしい」
(リビング)
「ねえクマさん」
「やさしい猫とネズミの続き教えて」
「え~」
(病院・廊下)
「大丈夫です」
(ダイニング)
「いただきまーす」
「ん!おいしい」
「おいしい!」
(グラウンド)
「クマさーん!」
出演者のプロフィール
名前:太田結乃(おおたゆの)
生年月日:2012年7月25日
サイズ:T136/B58/W51/H61/S21.0/
出身地:埼玉県
特技:空手/一輪車/
所属:WATER BLUE(ウォーターブルー)