「きずな屋との別れ…こころが養子に!?」
出演：新津ちせ(木ノ宮こころ役)／小西桜子(井町潤役)／
新津ちせちゃんのログ
(ダイニング)
「で、話って何？」
「えっ、そんなん、急に言われても…」
(ダイニング)
「おばちゃん！あれ読んで」
「そう。ここは宿代取らへん代わりに、うちらが望んだご飯を、一緒に食べさしてもらうっていうシステムやねん」
「そやなー、そや、たまにはミケが決め」
「うんっ、何が食べたい？」
「いいから早くー」
「気まずっ」
「今、養子になるかどうかの関係の2人やのに、親子丼食べさせるって」
「でもまあ、ミケが親子丼食べたいって言ってるから、親子丼でもええ？」
「ミケ、あんたは他人丼にしとき」
「あるわー」
「よっしゃ！お腹いっぱい食べるで～！イエーイ！」
(店)
「いただきます」
(廊下)
「おいしかった～やないねん。店の雰囲気にのまれすぎや」
「はぁ～？」
「あんたもな～！」
「おばちゃん、家行ってもええ？」
「何がアカンの？ウチは、喫煙者やで」
「小ボケやがな。ウチは血縁者やねんから、養子になってもおかしゅうないやろ？」
「創ちゃんはどう思う？寂しい？」
「せやろ？ミケは？」
「わかってんねん。ほなノープログレムやがな」
「おばちゃん行こう！」
「ほなまた～」
(ダイニング)
「お邪魔しますー」
「大した家すぎるし、適当に座れるとこゼロやわ」
「えっ、ウチや…」
(ダイニング)
「あ～お腹いっぱい！」
「もう大丈夫。言うても年ごろの女の子やから」
「よく言われる。今週だけで、12回言われたんとちゃんかなー」
「何言うてんねんな。ウチとおばちゃんは、はぁ～、血縁者やないの！」
(ダイニング)
「ホンマに？」
「おおきに」
(ベランダ)
「ミケ！何してんねんこんなところで」
「な、何が矢！お金持ちはこういうスタイルやねん」
「これから少しずつ馴染んでいくねんや。あんたこそなんやこれ。ロミオとジュリエットか？」
「わがままな猫やで」
「よっし！ちょっと待っとき」
(ダイニング)
「おばちゃーん！」
「おばちゃんごめん！ウチやっぱり、きずな屋に戻るわ」
「おばちゃんが嫌とかちゃうねんで。ミケが帰ってきたほしいってうるさいねん」
「おばちゃん、上にウチの服かかってるんやけど置いといて。またしょっちゅう遊びに来るから」
「ウチはきずな屋におるから、なんかあったらいつでも言うて」
(庭)
「お待たせ！」
「ホンマは、ミケも創ちゃんも寂しがってくれへんかったから、ウチなんか別におらんでもええんやと思った」
「創ちゃん。あんたストーカーの才能ありやな」
「何？」
「なんかドラマやったら、次の週にまたぐみたいなテンションやったけど、何？」
