「なぜじゃ!?オンラインゲームでいじめ?の巻」
出演:新津ちせ(姫役)/橋村結稀(リコ役)/ほか
ログ
(森)
姫役:「戦、戦戦!戦など、なくなってしまえ!」
(部屋)
リコ役:「今日の相手弱くなーい?」
(森)
姫役:「なんじゃ?」
(ダイニング)
姫役:「お主!口が利けるようになったのか!」
姫役:「よくわからんが、わかった」
姫役:「してお主、名をなんという」
姫役:「スグル、私のことは姫と呼べ。世話になるぞ」
(ダイニング)
姫役:「うむ!」
(教室)
姫役:「なんじゃ?その板は」
姫役:「たぶれっとぅ?」
リコ役:「課題をみんなで共同編集するっていうのかな。ちょっと見てて」
姫役:「お~!みなで勉学を一緒に進めることができるのか!なんとありがたい!」
(公園)
姫役:「のどかでよいのう。私の時代とは大違いじゃ」
姫役:「スグル、あれは?」
姫役:「お主のような童までも…。あれは?」
姫役:「ねっと」
姫役:「なんと、私よりも小さな童が、それほどにネットとやらに使っておるのか」
(部屋)
姫役:「これはどういうゲームなのじゃ?」
姫役:「ここにいるかのような声。これがネット!」
(部屋)
リコ役:「よ~しここはチャンス!突撃だー!」
リコ役:「あっやばい!」
リコ役:「ごめ~ん」
(部屋)
姫役:「何ゆえそう思う?」
姫役:「なぜ直接会って伝えぬのじゃ」
姫役:「貸せ!」
姫役:「こういうときこそ、すまっほは便利ではないか!」
(公園)
リコ役:「でも、私ゲーム下手だし、みんなと一緒にやらないほうがいいと思う」
リコ役:「私も、みんなの顔が見えなかったから余計怖かった。一緒にいるときは酷いこと言われても顔見てれば、冗談っぽく言ってるんだとか、軽い気持ちで言ったんだとかわかるのに」
リコ役:「うん…。もういいよ」
姫役:「ネットとやらは、相手の顔が見えぬ。ゆえに、言葉の先に人がいることをつい忘れてしまう。だから誤解も生まれよう。そんなときは、こうやって直接会うことが一番じゃ」
姫役:「これにて、手打ちじゃ!」